Manufactured from 2016 to 2021
Nagra CLASSIC DACで使用されている技術のほとんどは、Nagra HD DACから継承したものです。Nagra HD DACは世界中のオーディオファンから非常に高く評価されていますが、CLASSICシリーズと完全に統合できるように設計され、低価格で販売されています。
Nagra CLASSIC DACのデジタル入力ボードと変換ボードはNagra HD DACと同じです。異なっているのはアナログ部だけです。D/A市場のスタンダードと評価されているNagra HD DACと同じ「アナログ」サウンドを実現しています。
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D/A変換
Nagra HD DACと同じデジタル入力ボードと変換モジュールを採用。現時点で最も高度な変換技術を活用しています。Nagra CLASSIC DACの回路は、従来のCDの128倍、SACDの2倍のレベルで動作するDSD 2xバージョンを使用しています。
サンプリングの最大周波数は5.6 MHzです。内部計算は、72ビットの精度で実行されます。これにより、アナログ部の急激な入力の変化が排除され、高品質な信号が生成されます。その結果、ハーモニクスとトランジェントが完全に再現され、音楽本来の自然な深みを表現できるようになります。
9つのFET設計トポロジーによって真空管のサウンドがエミュレートされ、暖かみのあるサウンドを再現。DXD (384kHz 32ビット) とDSD 2xまでの信号を処理するNagra独自のUSB入力は、WindowsとMacの両方に対応しています。
アナログ部
出力部は、クラスAのディスクリートトランジスタトポロジーがベース。各チャンネルは、9つ以上の軍用トランジスターとハイエンドトランジスターから構成されています。出力部の信号対雑音比は、145 dB (加重なし) という高い数値を誇っています。これは、どの価格帯の競合製品でも、実現することは非常に難しい数値です。ボリュームコントロールやヘッドフォン回路がないNagraHD DACと比較して、出力部の構造が簡素化されています。
電源装置
入念に設計された内蔵主電源は25個以上の専用内部電源を搭載。最高のパフォーマンスを実現するため、Nagra独自の設計手法により、各ステージが高度な方法で切り離されています。こうした設計にもかかわらず、12V DC Lemoコネクター経由でNagra CLASSIC DACに接続するNagra MPSフルシャーシ電源を使用することにより、電力供給がさらに改善されます。
デザインと美しさ
液晶画面が搭載されたフロントパネルでは、各入力に名前を付けることができます。付属のリモコンを使用して、すべての機能にアクセス可能です。デジタル信号の入力レベルを示す従来のNagraモジュロメーター (チャンネルごとに1本の針) が付属しています。0 dB FSは、スケールの最大レベルに対応しています。Nagra CLASSICシリーズの他のコンポーネントと同じ寸法になっているため、さまざまなコンポーネントを使用して完全なNagraシステムを構築する際に、すっきりと積み重ねることができます。
技術仕様
エレクトロニクス
| 内部処理: | 5.6 MHz / 6.2 MHz、72ビット |
| 互換性のあるデジタル形式: | PCM24ビット (最大: 384kHz、DXD、DSD x 2) |
| 周波数応答: | 10Hz～110 kHz (+0.1 / -3 dB) |
| クロストーク: | 100 dB超 |
| チャンネル間フェーズ: | 20kHzで0.5°未満 |
| ノイズレベル: | -128 dBr (リニア) |
| ひずみ: | -20dB FSで0.02%未満 |
接続
| 入力: | S/PDIF x 2、AES/EBU x 1, オプティカル x 1、オーディオUSB x 1 (モード2) |
| アナログ出力: | RCAコネクター上のステレオ x 1、ステレオXLR x 1 (アンバランス) |
一般
| 寸法: | 280 x 350 x 76mm (12 x 13.7 x 3インチ) |
| 重量: | 3.8 Kg (6.6ポンド) |
| 消費電力: | 稼働時: 15 W、スタンバイモード時: 1 W未満 |
Classic VFS for Source: 無振動支持構造
Classic PSU: マルチ電源
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